<COLOR RING>という単語は、韓国で<待ち歌>を意味するんです。主人公の男性は、別れた女性を忘れることが出来ず、もう一度やり直そうと彼女に電話をかけるんだけど、何度かけても彼女は電話に出てくれない。だから、ずっと待ち歌だけが流れ続けている。その歌を聴いているときの主人公の悲しい気持ち、後悔の念、感性……を楽曲にを乗せました。これはメンバーの実体験というよりは、たまたま友人に電話をかけたときに待ち歌が流れているのを聞いて、愛する人を失った瞬間を情景にした楽曲にしたらいいんじゃないかとインスピレーションが浮かび、ストーリーを膨らませていきました。
またMVの撮影も行ったのですが、僕達5人の演技が本当にすごかったと思います(笑)。とくにスンフンが、ソファーに寝ていてそのまま水の中に落ちていくシーンは印象的だと思いますし、それだけにすごく大変だったと思いますが、主人公の切ない心を増長させているという面においてもぜひ注目して見ていただきたいです。
愛する人……恋人、家族、友達といった自分の大切な存在を失ってしまったとき、なぜ失ってしまう前にもっとよくできなかったのかと誰もが後悔してしまうと思うのですが、同じような経験をしたことのあるかたはもちろん、同じような経験、後悔をしないために、この曲を聴いて自分に気持ちに素直になってもらえたらと思います。
ちなみに僕達メンバーの待ち歌は、WINNERではありません……(笑)。みんな基本の電話の呼び出し音です。でも、日本のファンのみなさんがたくさんWINNERの楽曲を待ち歌にしてくだされば、僕達もしたいと思います(笑)。